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ANAマイレージ裏技・実践メルマガ
                        2005/12/04号 第24号
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1. はじめに

 コンピュータのソフトウェア・プログラミングの分野に詳しい人なら、「富豪的プログラミング」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
 富豪的プログラミングは、増井俊之という人が提唱したプログラミングスタイルですが、その内容は本稿と関係ないので、ここでは説明しません。

 富豪的プログラミングという言葉を私が最初に知ったとき、特に感銘を受けることはなかったのですが、近頃、妙に「富豪的マイレージ」という言葉が頭に浮かびます。

 今回は、「ANA陸マイラーの富豪的マイレージ攻略」について。


2. 富豪的マイレージ攻略

 富豪的マイレージ攻略とは、どのようなものか。

 複雑な手法の裏技を駆使するのではなく、単純に「カード利用金額」を大きくすることでマイルを獲得する方法としておきます。

 富豪といえる程のお金があれば、カード利用金額を大きくすることは難しくありません。
 でも、庶民が「富豪的マイレージ攻略」を行うには、生活費の大部分をクレジットカード利用することになりそうです。

 富豪的マイレージ攻略を庶民の陸マイラーが行うことに意味があるかどうか、次項以降で考えてみることにします。


3. 前提条件

 話を分かりやすくするため、ANAカードを単独使用するものとします。

 一般的に、ANAカードでは、「まいペ」の分だけ VISAが JCBより有利です。

 ただ、JCBカードには「JCB STAR MEMBERS」の制度があります。

 「JCB STAR MEMBERS」は、JCBカードを年間で一定金額以上利用した人に対するサービスです。
 集計期間中(12月16日~翌年12月15日)のJCBカード利用金額の合計により、翌年12月16日からの一年間のメンバー資格が決まります。

 50万円以上 100万円未満の利用で、「スターΒ」メンバー。
 付与される Oki Dokiポイントが 20%UPになります。

 100万円以上の利用で「スターα」メンバー。
 付与される Oki Dokiポイントが 50%UPになります。

 「スターα」メンバーになっても、ポイント還元率では「まいペ」を利用した ANA VISAカードには及びません。

 考慮に値するのが、「ロイヤルα」メンバーです。
 ザ・クラス、ゴールド、ネクサス会員で、300万円以上を利用すると、「ロイヤルα」メンバーの資格になります。
 「ロイヤルα」では、Oki Dokiポイントが 50%UPになります。
 ここまでは「スターα」と同じなのですが、「ロイヤルα」限定特典というものが存在します。

 以下の条件で「ロイヤルα」限定特典を利用した場合の効果について考えてみるものとします。

  - 使用するカードは、ANA JCBワイドゴールドカードのみ
  - S枠= 100万円
  - 繰上返済を行わない
  - マイルの価値は、1マイル=1円とする


4. 「ロイヤルα」限定特典

 「ロイヤルα」限定特典は、二つあります。

 一つは、誕生月の前々月の16日から誕生月の前月の15日までの利用分に対して、ボーナスポイント200%UPになるというもの。
 ただし、ポイントの 50%UPは適用されません。

 もう一つは、JCBギフトカード購入金額の 3%キャッシュバック。
 ただし、メンバー特典適用期間中に、合計購入金額20万円までです。


5. ANA JCBワイドゴールドカード利用

 ポイントを効率的に獲得するためには、誕生月の前々月の16日以降の一ヶ月間に、S枠一杯のカード利用を行うことが必要です。

 100万円のカード利用で、3万マイル相当のポイントを得ることが出来ます。

 その他の期間に 200万円のカード利用を行うことで、3万マイル相当のポイントを獲得できます。

 20万円分の JCBギフトカード購入金額の 3%にあたる 6000円がキャッシュバック。

 上記を合計すると、「6万マイル+6000円」。


6. ANA VISAカードとの比較

 ANA JCBワイドゴールドカードを上述のように、年に 300万円利用の場合、以下のようになります。

 カード更新マイル: 2000マイル
 得られるポイント: 6万マイル相当
 キャッシュバック: 6000円
 カード年会費  : 15750円
 移行手数料   : 0円
 ギフトカード送料: 540円

 収入から経費を引くと、
  68000 - 16290 = 51710

 ポイント還元率を計算してみると、
  51710 ÷ 3000000 × 100 = 1.723%

 「まいペ」適用時の ANA VISAカード(一般)で年に 300万円利用の場合、以下のようになります。
 ただし、グレードは「Grade-One+」とします。

 カード更新マイル: 1000マイル
 移行可能ポイント: 6万マイル相当
 移行不能ポイント: 900ポイント(4500円相当)
 カード年会費  : 1076円
 移行手数料   : 2100円

 収入から経費を引くと、
  65500 - 3176 = 62324

 ポイント還元率を計算してみると、
  62324 ÷ 3000000 × 100 = 2.077%


 比較してみると、JCBの方が 0.3%余り不利です。

 ただし、JCBは「ポイント倍付け」などのキャンペーンが結構ありますので、実際のポイント還元率は、上記の計算結果よりも高くなるはずです。

 また、ゴールドカードのメリットを考慮すると、使い方によっては、ゴールドカードを選ぶ意味はあるのかもしれません。


7. 結論

 約2%の還元率では、庶民が「富豪的マイレージ攻略」を愚直に実行するのは得策ではありません。